株式会社LayerXと株式会社三菱UFJ銀行が業務提携契約を結び、企業の経費管理の効率化を目指す取り組みを開始した。
AIを活用した経費管理サービス「バクラク for MUFG」登場
今回の提携で注目されるのは、LayerXが開発した法人支出管理効率化サービス「バクラク for MUFG」の提供開始だ。このサービスは、AIを活用して請求書処理や経費精算などの業務を一本化し、効率的に管理できるようにするもの。三菱UFJ銀行の顧客企業に順次提供される予定である。
両社の強みを生かした4つのテーマで協業推進
提携では「顧客の業務効率化における協働」「法人支出管理×銀行決済等領域における協働」「法人カード領域における協働」「法人支出管理領域のデータ活用ビジネスにおける協働」の4つのテーマを設定。LayerXの技術力と三菱UFJ銀行の金融ノウハウを組み合わせ、新たなサービスの開発を目指す。
この提携により、企業の経費管理がより簡単で効率的になることが期待される。請求書や経費精算の処理が自動化されれば、企業は本業に集中できるようになるだろう。また、銀行の決済サービスとの連携により、資金の流れがよりスムーズになる可能性も。
将来的には、両社のデータを活用した新しいビジネスの創出も検討されている。企業の支出データと銀行の決済データを組み合わせることで、これまでにない経営支援サービスが生まれるかもしれない。