MetaがAI推論特化の自社チップ「MTIA」4世代を2年以内に投入、NVIDIAに依存しないAIインフラ戦略を加速

米Metaは2026年3月、自社開発のAIアクセラレーター「MTIA(Meta Training and Inference Accelerator)」の新たな4世代ロードマップと次世代データセンター構想を発表した。今後2年以内にMTIA 300・400・450・500を順次展開し、生成AI推論処理能力の強化を図る。

MTIA 300はすでにFacebookやInstagramのランキング・レコメンデーションシステムの推論処理として本番運用中である。MTIA 400はラボでのテストを完了し、データセンターへの展開準備段階にある。MTIA 450とMTIA 500は2027年に順次展開予定で、いずれも生成AI推論ワークロードに最適化されている。

MTIAの競争戦略として同社は、業界標準の1〜2年サイクルを大幅に上回る約6カ月ごとの開発サイクルを採用している。これはモジュール式の再利用可能な設計によって実現しており、MTIA 400・450・500は同一のシャーシ・ラック・ネットワークインフラを共有するため、チップ世代の入れ替えを容易にしている。半導体大手のBroadcomと共同設計し、TSMCが製造を担う。

データセンター面では、液冷システムを採用した1ギガワット規模のクラスター「Prometheus」を建設中であるほか、2028年以降には最大5ギガワットの超巨大クラスター「Hyperion」の稼働も計画している。同社の2026年設備投資額は1,150億〜1,350億ドルに達する見通しで、AIインフラへの大規模投資を継続する姿勢を鮮明にした。

Expanding Meta’s Custom Silicon to Power Our AI Workloads

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