大丸松坂屋百貨店は29日、おせちの発表会を開きました。
幅広いニーズに応えた商品が販売される中、生おせちは売上が伸び悩んでいるとのこと。
今年は”冷凍おせち”、”人気料理専門家や有名店監修のおせち”を強化していくとのことで、本年度の売り上げは対前年比5%増と発表しました。
冷凍おせちは、冷凍技術の進化により品質の担保もでき、かつ生おせちと比べ分散しての配送が可能。年々需要も伸びているようです。
大丸松坂屋百貨店おせち担当の柴田氏は、
「売上に対し冷凍おせちの割合は10%ほど、今年をきっかけに頑張りたい」とコメント 。
もうひとつの特徴でもある人気料理専門家や有名店監修のおせち。
監修をした方からは…
大橋さん)「ワインとの相性にこだわりました。黒豆にレモンの酸味を加えてみたり、ぶりの照り焼きにバルサミコ酢を加えてみたり、栗きんとんにスパイスを合わせたりワインにあうように様々な工夫をこらしたお料理になっています」
銀座ふじやま店主)「こだわった点は、僕が京都出身ということで、おせちを囲むときは白味噌のお雑煮がついていた。それをみなさんに味わっていただきたくて、コンセプトにつくりました。」
また、原材料高騰により各社値上げする動きがあるなか、大丸松坂屋百貨店は売れ筋の定番おせちの価格を据え置き、価格優位性を打ち出していくようです。
新型コロナによる制限が緩和され、はじめてのお正月。
2024年おせち商戦がいよいよはじまります。