新たな教育の空間が誕生します。
凸版印刷株式会社とNHKエデュケーショナルは、教育用メタバース空間の開発に着手したと発表しました。
注目すべきは、メタバース市場拡大のペース。2021年時点で約4兆2640億円とされていた市場は、2030年には78兆8705億円に達すると予測されています。
一方で、教育においては21世紀に必要なスキルとして、思考力や判断力、表現力の育成が求められており、メタバースは、そのような教育の未来に適している環境でもありそうです。
今後、2社の具体的な役割として、
凸版印刷はメタバースプラットフォーム「メタパ®」を提供し、メタバース空間を構築。
一方、NHKエデュケーショナルは教育コンテンツと制作ノウハウを提供します。
すでに北海道旭川市にある旭川情報ビジネス専門学校では今回の空間を利用した授業が実施され、生徒と教員のコミュニケーションが向上したとの報告も。
また、神奈川県では「ひきこもり×メタバース」社会参加支援事業の一部にこのメタバース空間が採用。自宅から気軽に参加できるため、ひきこもり当事者に対しても新しいコミュニケーションの場が提供されます。
教育とテクノロジーの融合によって、未来の学びのスタイルがどう変わるのか、その進展に注目です