進化したGoogle検索! 「ニューラル気象モデル」&日本独自機能の「ハッシュタグ検索」

インターネット検索といえば、多くの人が利用するGoogle検索。ひとくちにGoogle検索といってもさまざまな機能があり、上手に使いこなすことで精度の高い情報に素早くたどり着けます。今回は今年6月にGoogleから発表された、2つの新しい機能をチェックしていきましょう。

AIを活用した最先端の気象予測

1つ目は、7月より順次提供されるウェザーニューズと共同開発した新しい天気予測機能。Googleの検索ボックスに「今日の天気」と入力すると、5分ごとの降水量予測が最大12時間先まで「Googleナウキャスト」で表示されます。

2020年にGoogleは、過去の天気データを学習して未来の気象パターンを直接予測する、ニューラル気象モデルという新しいAIモデル「MetNet」を発表しました。今回の機能はその最新版である「MetNet-3」を導入したものです。

従来の気象予測手法では、熱力学や物理法則をもとにスーパーコンピュータを駆使してシミュレーションをしていたため、膨大な計算量と時間が必要でした。ニューラル気象モデルにより、より早く正確な降水予測ができるように。今後は各詳細地域ごとの天候を、より細かな時間帯で確認できるようになるでしょう。

日本独自機能のハッシュタグ検索

2つ目は、6月に提供が明かされた「ハッシュタグ検索」。例えば「チョコレート」と検索するとチョコレートの種類やレシピなどが検索結果に表示されますが、「#チョコレート」とハッシュタグを付けて検索すると、SNSやYouTube、ブログなどの最新情報が表示されるようになります。

これにより、リアルタイムで話題になっている情報を素早くキャッチすることが可能に。また検索したハッシュタグに関連したハッシュタグも表示されるため、自分が検索した情報だけでなく、深堀りしたい新しい情報も簡単に見つけることができるでしょう。

Googleの発表によると、ハッシュタグ検索は日本独自の機能とのこと。日本では最新トレンドや自分の興味・関心のあるテーマを、より深く追求したいというニーズが他国よりも強いそうです。さらに日本語は単語の間にスペースを入れる必要がないため、「#写真好きな人と繋がりたい」のような表現力豊かな長いハッシュタグが使われる傾向があり、この機能が追加されました。

より進化したGoogleの新機能。最新の天気予報やトレンドをいち早く活用し、日々の業務や日常生活に役立ててみましょう。

ライター:米山大樹

ビジネス情報系の出版社で編集・ライティングを経験後、2020年に独立。現在はテック系、ビジネス系、ネット上のトレンド系のネタを中心に各種メディアで記事を執筆している。

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