米Anthropicは2026年3月17日(現地時間)、デスクトップAIエージェント「Claude Cowork」の新機能「Dispatch」をリサーチプレビューとして提供開始した。スマートフォンからデスクトップのCoworkセッションに指示を送り、ローカルファイルやコネクター、プラグインを活用した作業をリモートで実行できる。
Dispatchは、デスクトップのClaude AppとスマートフォンのClaude Appの間で1つの継続的な会話スレッドを同期する仕組みだ。ユーザーはQRコードをスキャンしてスマートフォンとデスクトップセッションをペアリングするだけで利用できる。設定後は、外出先からローカルスプレッドシートのデータ集計や、SlackとメールをもとにしたブリーフィングドキュメントのDraft作成、Google Driveのファイルを使ったプレゼンテーション生成などをスマートフォンから指示できる。

作業はデスクトップ上のClaude App(macOSまたはWindows x64)で実行されるため、モバイル端末では扱えないローカルファイルやコネクター、プラグインへのアクセスも維持される。ただし、デスクトップがスリープ状態またはClaude Appが閉じている場合は作業を実行できないという制限がある。
現状のリサーチプレビューでは、スレッドは1本のみ、タスク完了時のモバイル通知なし、スケジュール済みタスクは別管理、といった制限がある。MacStoriesの初期テストでは、データの検索・要約は良好に機能したものの、出力の共有は約50%の成功率にとどまったと報告されている。Anthropicは今後数日・数週間以内に改善を継続するとしている。
提供対象は3月17日よりMaxプラン加入者で、Proプランへの展開は翌日以降を予定している。利用にはClaude Desktop AppおよびClaudeモバイルAppの最新版が必要だ。なお、スマートフォンからデスクトップエージェントを操作することでローカルファイルの読み書き・削除やブラウザ操作が連鎖的に実行されうるため、Anthropicはアクセス権限の範囲に注意するよう呼びかけている。
https://support.claude.com/en/articles/13947068-assign-tasks-to-claude-from-anywhere-in-cowork

