Googleは9月2日、新型AIモデル「Gemini 3.8 Flash」と、サイバーセキュリティに特化した派生モデル「Gemini 3.8 Flash Cyber」を発表した。前モデル「3.7 Flash」から3週間、6週間で3度目のFlashモデル投入となる。

3.8 Flashは、事前学習・強化学習・アライメントにおける技術革新に加え、サイバーセキュリティ分野での高度な学習を通じて、ソフトウエア開発やエージェント型タスク、専門領域での多段階推論能力を強化したという。長期にわたる複雑なソフトウエア開発課題を自律的に解決するベンチマーク「DeepSWE v1.1」では、多くの大規模フロンティアモデルを低コストで上回る成績を収めた。金融・法務分野のエージェントベンチマーク「Vals Finance Agent V2」や「Harvey’s Legal Agent Benchmark」でも3.7 Flashや他のフロンティアモデルを上回り、多分野の多段階推論を測る「HLE-Verified」では54.9%を記録した。
サイバーセキュリティに特化した「Gemini 3.8 Flash Cyber」は、脆弱性発見ベンチマーク「CyberGym」でフロンティア水準の性能を示し、社内評価では20のプログラミング言語にまたがる脆弱性発見で7割を超える成功率を達成したという。Chromeセキュリティチームの検証では、既存の大規模商用モデルに比べて2.6倍多くの正しいパッチを生成した。同モデルは政府機関や重要インフラ事業者向けの新プログラム「Fairwind Program」を通じて、信頼できる防御担当者に提供される。
価格は3.7 Flashと同水準の入力100万トークン当たり0.75ドル、出力100万トークン当たり3.75ドル(導入価格、2026年12月31日まで)で、開発者はGoogle AntigravityやGemini API経由で利用できる。
https://blog.google/innovation-and-ai/models-and-research/gemini-models/3-8-flash-and-3-8-flash-cyber/

