月間20億人以上が利用する地図サービスGoogle マップが、人工知能(AI)を搭載して便利になる。
「Ask Maps」で行きたい場所を簡単に発見
Google マップに搭載された新機能「Ask Maps」は、AIアシスタント「Gemini」と連携し、ユーザーの質問に答えてくれる。「夜に友達と楽しめる場所はある?」と尋ねると、おしゃれなバーやライブハウスなど、目的に合わせた場所を提案してくれる。
また、気になる店の口コミも要約して教えてくれるため、忙しい時でも素早く情報を確認できる。「この店は屋外席がある?」「静かな雰囲気?」といった具体的な質問にも答えてくれるのが特徴だ。
運転中のナビ機能が進化
ドライブ中のナビ機能も大幅に改善された。ルート設定時に「立ち寄り先を追加」をタップすると、周辺の観光スポットやレストランが表示される。これにより、ドライブプランが立てやすくなる。
慣れない道路での運転もサポート。車線変更や分岐点では、どの車線に移動すべきかを青い線で教えてくれる。さらに、冠水した道路や除雪されていない道路など、天候による道路状況も共有できるようになった。
駐車場の案内も充実。目的地に近づくと、近くの駐車場を表示し、駐車位置を記録することもできる。駐車後は、目的地までの徒歩ルートも案内してくれる。
今回のアップデートは、米国で今週からAndroidとiOSで順次提供開始。ナビ機能は、11月から世界30都市以上で利用可能になる予定。また、AIを使って街並みを立体的に表示する「イマーシブビュー」も、京都を含む世界150都市に拡大。大学のキャンパスツアーなど、新しい用途も追加される。
New in Maps: Inspiration curated with Gemini, enhanced navigation and more
https://blog.google/products/maps/gemini-google-maps-navigation-updates