ナレッジプラットフォームを運営するビザスクは6月16日、IT・DX領域の即戦力人材に特化した新サービス「ビザスクtech」を開始した。年間約12万件のマッチング実績を活かし、CTO経験者やPM/PMOなどを企業の課題に応じて迅速に提案する仕組みで。

経済産業省は、2025年には最大79万人のIT人材が不足すると予測している。こうした状況を背景に、ビザスクでは従来の知見提供サービスで蓄積したデータベースを活用し、実務経験のある人材を精度高くマッチングする「ビザスクtech」を立ち上げた。
サービスでは、CTOやCIO、PM、ITコンサルタントなどの実務経験を持つ人材を対象とし、大手SIer出身者約1,200名、戦略系・IT系コンサル出身者約5,500名を含むエキスパート層が登録済みである。企業の事業フェーズや課題に応じ、専門性の高い支援を提供する。
実際の支援事例として、大手IT企業の基幹システム刷新プロジェクトでは、経験豊富なPMが業務委託で参画。社内外の調整や戦略立案を担い、トラブルなく刷新を完了させた。また、大手出版社のオンライン学習サービス開発では、Web開発に精通した人材が11ヶ月でアプリをローンチ。ビザスクはこれまでにも、71万名を超える知見データベースを活かした伴走支援を提供してきたが、IT/DX分野のニーズ増加を受け、今後はソフトウエア開発やデータ活用支援にも注力する方針を示している。