株式会社オルツは11月14日、大規模言語モデルを活用した超高速音声対話システム「altTalk」を公開した。このシステムは、応答速度0.53秒という驚異的な速さと96.3%の感情理解精度を実現している。
「altTalk」は、オルツが独自に開発したAI技術を組み合わせた次世代音声対話エンジン。音声認識や感情判定、大規模言語モデルを活用し、人間の会話スピードを超える0.53秒の応答を可能にする。また、「怒り」「喜び」などの感情を96.3%の精度で理解し、それに応じた自然な対話を展開する。
同システムは、顧客対応や医療、教育など、感情認識が重要な業務に特化した設計が特徴。たとえば、医療分野では患者の不安を軽減する問診サポートを実現し、小売業では顧客の関心に応じた商品提案が可能になる。
多分野への応用とカスタマイズ性
「altTalk」は、Web、電話、モバイルアプリといった様々な媒体での活用に対応。カスタマイズ性の高さから、金融、ヘルスケア、教育、不動産といった多様な業界で幅広い応用が見込まれ、具体例として、金融分野では感情を考慮した投資提案、教育分野では理解度に応じた学習サポートが挙げられる。
同システムは今月末から法人向けに提供開始予定。公式サイトでデモ体験も可能。