2023年10月、アート&デザインの領域で数々のアワードを受賞してきたクリエイティブラボ、Out of Blue Inc.のアート作品『Waiting for the Wave in Metaverse』が、世界最大の電気・情報工学分野の学術研究学会IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers/米国電気電子学会)が主催するアートプログラム「IEEE VIS Arts Program 2023(VISAP)」に選出され、オーストラリアのメルボルンでエキシビション及び学会発表を行いました。
ⒸAdam R Thomas Photography (www.arthomasphoto.com)
IEEE VIS Arts Program 2023は、IEEEが主催するアートプログラムで、ビジュアライゼーションの研究者、デザイナー、アーティストが集結し、データビジュアライゼーション、アート、デザインが交差する作品を展示し議論を行う場となっています。今年度のフォーラムは、メルボルンのMelbourne Convention and Exhibition Centreで開催され、アートプログラムのエキシビション「Perpetual Presence」はLibrary at the Doc Galleryでの開催となりました。
Waiting for the Wave in Metaverse作品1 (C)Out of Blue Inc.
Waiting for the Wave in Metaverse作品2 (C)Out of Blue Inc.
Waiting for the Wave in Metaverse作品3 (C)Out of Blue Inc.
Waiting for the Wave in Metaverse作品4 (C)Out of Blue Inc.
選出された『Waiting for the Wave in Metaverse』は、一瞬の波の形を可視化した作品で、EPFL(Swiss Federal Institute of Technology in Lausanne / スイス連邦工科大学ローザンヌ校)とのコラボレーションにより制作されました。この作品は、デジタルとフィジカル、現実と仮想現実の境界線を超える創造的なプロセスを通じて、現実と仮想現実の矛盾を可視化し、錯綜する現実と仮想現実の中でも、美しい体験を能動的に選択し続ける人間の認知能力のしなやかさと普遍性を伝えています。
Out of Blue Inc.は、これまでにもその独自の視点と創造性で数々のアワードを受賞してきました。今回の選出は、そのクリエイティブな力が再び高く評価されたことを示しています。