株式会社ティーエスピーは、超薄型太陽光発電パネル「ペラペラ太陽光」を壁面に設置し、建物内での自家消費による電力供給を行う「壁面ペラペラ太陽光」サービスの提供を11月1日から開始すると発表しました。これにより、建物の強度や形状の問題で壁面設置が難しかった場所でも太陽光発電が可能となります。
【「建物の立地・構造上の問題で設置できない」がおよそ6割】
太陽光エネルギーを中心としたカーボンニュートラルコンサルタント事業を展開する同社は、日本国内での太陽光発電の普及を推進しています。しかし、適地が少なくなってきているという課題があり、実際に当社への太陽光発電パネルの設置検討についての問い合わせの約60%が、建物の立地・構造上の問題で通常のパネルを屋上設備に設置できず断念するケースとなっていました。
【「壁面ペラペラ太陽光」とは】
「ペラペラ太陽光」はガラス製パネルの4分の1の重さで、接着剤で設置可能であるため架台が不要です。また、最大120度まで湾曲することが可能で、特殊な形の壁にも設置することができます。これにより、従来の壁面太陽光発電では設置できなかった建物でも太陽光発電が可能となり、さらなる活用が期待されます。同社は、この新サービスにより、太陽光発電の設置場所の制限を大幅に緩和し、太陽光発電の普及を一層推進することを目指しています。