新しい電話発信サービスの登場
株式会社RevComm(レブコム)は、新サービス「MiiTel Scan to Call(ミーテルスキャントゥーコール)」をリリースした。このサービスは、QRコードを使って簡単に電話をかけることができる。従来の電話発信方法を革新する全く新しいサービスである。
「MiiTel Scan to Call」は、あらかじめ発行されたQRコードをスキャンすることでブラウザが起動し、特定の電話番号に音声発信できるサービスだ。これにより、チラシや新聞、雑誌、ウェブサイト、モバイルサイトなど、異なるメディアごとに発行するQRコードを分けることで、問い合わせの多い経路を特定することができる。
企業と顧客の利便性向上
通話前に入力フォームを用意し、発信者にアンケートを行うことで事前情報を入手し、円滑なコミュニケーションを図ることが可能だ。キャンペーン別や媒体別のスキャン回数や通話件数を測定し、どのメディアから情報を入手したかといったデータを可視化することができる。
QRコードを読み取って電話をかけた発信者は無料で利用でき、料金は導入企業が負担する。
QRコードの普及と新たな利用法
現在、QRコードは銀行ATMの利用や飛行機の搭乗、買い物の決済など、さまざまな場面で利用されている。「MiiTel Scan to Call」は、このQRコードの利便性を電話発信にも活用することで、ダイヤルプッシュが不要でワンクリックで電話をかけることができる。
企業は、媒体ごとに発行するQRコードやボタンを分けることで、問い合わせの多い経路を簡単に特定でき、通話前に入力フォームを設置することで、発信者の情報を入手し最適なコミュニケーションを図ることができる。
効果的なマーケティングツールとしての活用
マーケティング活動の一環として、キャンペーン別や媒体別のスキャン回数や通話件数を測定し、企業が管理するGoogle Analyticsアカウントにイベントを送信することができる。これにより、顧客がどの場所からどのような媒体を通じて製品やサービスを知り、どのような情報をきっかけとしてお問い合わせに至ったかを可視化できる。
これまで、コールセンターやお問い合わせ窓口における電話記録は、マーケティングデータとして活用することが困難だったが、「MiiTel Scan to Call」によって自動的に情報の蓄積が可能となる。新聞、雑誌、チラシなどの紙媒体にQRコードを掲載することで、紙媒体を含むあらゆる広告の効果測定を容易に行うことができる。これにより、定量データに基づくマーケティング分析が可能となり、より精緻なマーケティング戦略構築に活かすことができる。