OpenAIは、ChatGPT内にアプリディレクトリを導入し、開発者によるアプリ提出の受け付けを開始した。ユーザーはチャット画面から直接アプリを閲覧・検索し、外部サービスと連携できるようになる。

Booking.com、Spotify、Dropbox、Photoshop、Apple Music、DoorDashなど主要サービスへの接続が可能だ。ツールメニューまたはchatgpt.com/appsから直接アクセスできる。
アプリを利用する際は、対象アプリを選択して接続し、ChatGPTへのアクセスを承認する仕組みとなっている。接続後は@メンションでアプリ機能を呼び出せる。
開発者向けには、ベータ版のApps SDKを提供し、チャットネイティブな体験の構築を支援する。アプリ提出ガイドライン、オープンソースUIライブラリ、クイックスタートガイドなどのリソースも公開された。提出にはMCPの接続情報、テストガイドライン、ディレクトリ用メタデータ、国・地域ごとの提供設定が必要となる。
収益化については、現段階では開発者が自社Webサイトやネイティブアプリへユーザーを誘導し、物理的な商品の購入や決済を完了させる形式をとる。デジタル商品を含む追加オプションは今後検討される予定だ。最初の承認済みアプリは新年から段階的に提供を開始する。

