米Anthropic(アンソロピック)は、ビジネスチャット「Slack」上でAIモデル「Claude」をチームの一員として使える新機能「Claude Tag」をベータ提供開始したと発表した。チャンネル内で「@Claude」とメンションするだけで業務を委任でき、Claudeが自律的にタスクを遂行する。

管理者がSlackワークスペースにClaudeを連携させ、特定のチャンネルやツール、データ、コードベースへのアクセスを許可すると、そのチャンネルのメンバーは誰でも@Claudeにタスクを委任できる。Claudeは要求を段階に分解し、与えられたツールを使って順に処理したうえで、結果をSlackのスレッドに返す。
特徴は、チャンネルごとに単一の「マルチプレイヤー」なClaudeが存在する点である。全員が同じClaudeとやり取りでき、ほかのメンバーが始めた作業を途中から引き継ぐこともできる。Claudeはチャンネルの活動を追って文脈を蓄積するため、毎回説明し直す必要がない。許可があれば他チャンネルやデータソースからも学習する一方、非公開チャンネルからは報告しないという。
オプションの「アンビエント(ambient)」動作を有効にすると、Claudeは必要と判断した情報を能動的に通知し、停滞したスレッドやタスクをフォローアップする。タスクは非同期で進むため、利用者は他の業務に集中できる。最新モデル「Opus 4.8」で動作し、Claude EnterpriseおよびTeamの顧客向けに提供を開始した。
Anthropicは本機能を「Claude Codeの進化の始まり」と位置づける。社内では製品チームのコードの65%を内製版のClaude Tagが生成しているとした。従来の「Claude in Slack」アプリを置き換える形で提供され、管理者は30日以内に移行を選択できる。
https://www.anthropic.com/news/introducing-claude-tag

