OpenAIは次世代AIモデル「GPT-5.6 Sol」のプレビューを発表した。同社史上最も高性能なモデルと位置づけられており、コーディングや科学、サイバーセキュリティの各分野で能力が大きく向上しているという。

新機能として、深い推論に時間をかける「max reasoning effort」モードと、複数のサブエージェントを活用して複雑な作業を高速化する「ultraモード」を導入した。コーディング分野ではコマンドライン作業の計画・実行・ツール連携を評価するTerminal-Bench 2.1で新記録を樹立し、生物学分野の作業でも幅広い改善が見られるとしている。
サイバーセキュリティ領域では、脆弱性調査や悪用対応など長期にわたるセキュリティタスクの性能と効率のバランスを引き上げた。ExploitBenchの評価では、出力トークン数を従来の約3分の1に抑えながら競合モデルと同等の性能を示したという。
モデルの能力向上に合わせ、最も堅牢な安全対策を新たに構築した。実世界での悪用に対する耐性を高める一方、脆弱性調査やパッチ開発、デバッグ、セキュリティ教育など正当な用途へのアクセスは維持する設計とした。ChromiumおよびFirefoxを対象とした評価では、バグや悪用の構成要素を特定したものの、実行可能な完全なエクスプロイトを自律的に生成するには至らなかったとしている。
出典:https://openai.com/index/gpt-5-6/

