株式会社タカベルは、2025年2月から集団塾に通っていない子どもを対象とした中学受験コンサルティングサービス『塾なしでタカベル流合格への道』を開始する。それに先立ち、代表取締役・高畑洋平氏は説明会を開催した。
中学受験を経験した高畑氏だが、3月生まれで幼く成績が伸び悩み、自己肯定感を失っていたという。そんな高畑氏は芝中学校・高等学校で近い学力の学生や恩師と出会い、自己肯定感を取り戻した過去がある。大学4年間アルバイトとして塾講師をする中で、教育のインパクトに惹かれ、起業を決意したとのこと。
高畑氏は「どんなにいい先生の授業を受けても、家庭学習の計画が定まっていなければ全く成績に繋げることはできない。親御さんが厳しく叱ってしまうと、本人のモチベーションが低下し、それが成績の低下や悪循環を招く」と話し、学習計画を立てることと勉強方法の確立が大切だと語った。
新サービスは、究極の個別対応を実現したコンサルプラン・スタンダードプラン・プレミアムプランの3つ。一人ひとりに合ったペースで、完全オーダーメイドの学習計画を立て、成績の向上を目指す。
家庭方針に沿った学校の提案、質問対応も可能なオンライン自習室や、2週間の体験プログラムも準備されている。プレミアムプランのみ、訪問での指導も可能。集団塾では年間100〜200万円の費用がかかる、一方、このサービスでは入会金11,000円、月額費用は29,800円〜で利用できる。
「後悔しない・させない中学受験」を理念に、自己肯定感向上を目指すタカベル流コンサルティング。家庭教師は中学受験経験者または指導経験があるスタッフのみで、採用基準はコミュニケーション能力を特に重視している。点数が上がった結果を褒めるのではなく、プロセスを褒める。その子の目線に立った指導を行う。1回の授業で100個質問することを目安に具体的な褒め言葉の研修も行い、講師の品質を保っている。
最後に、受験を控える親御さんに向けてメッセージをもらった。「子どもが1番不安です。お子さんの体調管理に気をつけて、マイナスな言葉は絶対に使わないでください。お子さんが生まれた時を思い出して、お子さんの成長に感謝しましょう」とのことだ。
高畑氏は今後のビジョンについて「5年後は塾なし受験が当たり前の世の中を作りたい。10年後は教育の社会問題を民間企業から変えていきたい」と語った。