株式会社Showcase Gigはスズキ株式会社と共同で、移動販売事業者向けのスマートフォンアプリ「Shuppa(シュッパ)」を開発し、2024年11月27日にリリースした。Shuppaは、出店計画、商品管理、レジ対応、売上分析に加え、集客に必要なウェブサイト作成機能までを一括提供するサービス。
直感的な操作性を重視した設計により、単独営業者でも手間なく利用できることが特徴。移動販売業者の日々の業務効率化を実現。
移動販売業界の課題に対応した共同開発
Shuppa開発の背景には、移動販売業界全体に共通する課題を解決したいというスズキのビジョンがある。同社はこれまで軽トラック市などの現場を通じて得た知見を活かし、業界の安定と活性化を図る構想を掲げてきた。一方、ショーケース・ギグはモバイルオーダーサービス「O:der」などの開発経験を持つ企業であり、この両者の強みを結集させたのが本アプリである。
「現場の声を拾い上げるプロセスを重視した」とショーケース・ギグの担当者は語る。プロジェクトの開始から両社は現場に足を運び、移動販売事業者や来場者の意見を直接聞きながら、柔軟かつ迅速に課題解決へ取り組んできた。こうした努力の結果、Shuppaは単なるオンラインツールに留まらず、オフライン活動との連携も重視するサービスへと成長を遂げた。
両社は、今後もユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れ、Shuppaの機能を拡張していく予定だ。また、移動販売業者の開業から運営までを支援する包括的なサービスの提供を目指している。スズキとショーケース・ギグの協力により、移動販売の新しい可能性が広がる。