LINEヤフーは19日、ビジネス向けクリエイティブ支援ツール「LINE Creative Lab」にて、AIによる画像生成機能「テキストを画像に変換」の提供を正式に開始した。広告主がテキストで入力した内容に基づき、AIが自動で画像を生成する仕組みで、広告制作の手間と時間の削減が狙い。

この新機能では、正方形(1:1)、縦長(4:3)、横長(3:4)の3種類の画像サイズと、写真、デジタルアート、アートなど13のスタイルから選択が可能。広告用途に応じて活用できる構成となっている。
生成された画像は、「LINE広告」「LINE公式アカウント」「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」と連携しており、すぐにプラットフォーム上で利用できる点も利便性が高い。広告クリエイティブの背景素材やビジュアルの補完として、多様な場面での活用が期待される。
利用者は、画像エディタやLINE広告の管理画面から本機能にアクセスし、テキストを入力、サイズとスタイルを設定するだけで生成を開始できる。保存した画像はすぐに使用可能で、作業の流れを大きく簡略化する。

1アカウントあたり月30回までの利用制限はあるものの、LINEビジネスアカウントを持つ広告主であれば誰でも利用できる。AIを活用した広告制作の導入ハードルを下げる取り組みといえる。
LINEヤフーは、全サービスをAI対応に進化させる戦略の一環として本機能を位置づけており、今後も広告運用の合理化と精度向上を目指す方針を示している。広告制作の現場では、こうした機能が新たなスタンダードとなる可能性もある。