OpenAIは、ChatGPTを中核に据えた新しいウェブブラウザ「ChatGPT Atlas」を発表した。
Atlasの最大の特徴は、ChatGPTがブラウザ内でユーザーの作業を直接支援できる点だ。ページを離れることなく、閲覧中のコンテンツを理解し、タスクを完了できる。ChatGPTのメモリ機能も組み込まれており、過去の会話や詳細情報を活用して新しいタスクをサポートする。早期テスターの大学生Yogya Kalra氏は「以前はスライドとChatGPTを切り替えてスクリーンショットを撮っていたが、今はChatGPTが瞬時に内容を理解し、学習チェックの改善を助けてくれる」と評価している。
新機能として「ブラウザメモリ」が導入され、訪問したサイトのコンテキストを記憶し、必要な時に呼び出せるようになった。この機能は完全にオプションで、ユーザーはいつでも設定から閲覧・削除が可能だ。
さらに、Plus、Pro、Business利用者向けにエージェントモード機能がプレビュー版として提供される。この機能により、ChatGPTがリサーチや分析、タスクの自動化、イベント計画などを実行できる。例えば、レシピを渡して食材をオンラインストアのカートに追加し注文するといった一連の作業を自動化することが可能となる。
Atlasは本日よりmacOS版が世界中で利用開始となり、Free、Plus、Pro、Go利用者が対象である。Windows、iOS、Android版も近日中にリリース予定だ。
Introducing ChatGPT Atlas The browser with ChatGPT built in.
https://openai.com/index/introducing-chatgpt-atlas/