トヨタとNTT、交通事故ゼロへ向け5000億円規模の新プロジェクト始動

トヨタ自動車とNTT(日本電信電話)は、交通事故のない社会を目指して、AIと通信技術を組み合わせた新しい取り組みを開始することを発表した。両社は2030年までに約5000億円を投資する方針。

人とクルマとインフラが一体となった新システム

新プロジェクトでは、人、自動車、道路などのインフラを常につなげる「モビリティAI基盤」と呼ばれるシステムを開発する。例えば、見通しの悪い交差点で、歩行者や他の車両の接近を事前に検知し、ドライバーに知らせることで事故を防ぐことが可能になる仕組み。

環境にも配慮した未来の交通システム

このシステムの特徴は、日本各地に分散して設置される計算センターにある。特に自然エネルギーが豊富な地域にセンターを設置することで、環境への負担を減らす考え。また、NTTが持つ高速通信技術「IOWN」を活用し、大量のデータを素早く処理する体制。

トヨタは車両側で、AIを活用した運転支援システムの開発を進めており、NTTは高速で安定した通信ネットワークの構築を担当する予定。両社は2025年から本格的な開発をスタートし、2028年頃から実際の道路での実証実験を開始する計画。

将来的には、このシステムを他の企業や研究機関、行政機関にも開放し、より多くの組織と協力して交通事故ゼロの実現を目指す方向性。

関連記事

最新ニュース記事

  1. あなたの街のスーパーが消えていく?倒産件数1.5倍増

  2. 2026年景気「やや明るい」も油断禁物?インフレ懸念が過去最高に

  3. TV局スタジオが起業バトルの舞台に!東海テレビ発”熱狂”の新規事業ピッチイベント

  4. 「キャリアはDIY」時代に、上司の支援は追いつくか――マンパワーグループが“新原則”を提示

  5. ChatGPTの回答が“炎上の火種”に? GMO NIKKO、生成AIの誤情報を検知・是正する風評対策を提供開始

  6. 会社の忘年会、参加したいのは“3人に1人”――若手ほど前向き、理想は「19時開始・21時解散」

  7. スマニューとUUUMが組む「動画をあえて記事化」の勝算 生成AIでYouTubeを「読む」、タイパ重視の層を取り込む新戦略

  8. 三井不動産、「社長AI」を開発した真意 全社員導入で「業務1割削減」狙うDXの全貌

  9. コロナワクチン定期接種、自己負担額が最も高い自治体が明らかに ——2025年度コロナワクチン定期接種、認知率3割以下に急落

  10. 声優の声が世界へ!1兆円AI企業×老舗声優事務所が仕掛ける提携

365AIニュースセンター最新記事

  1. 不登校からの復学へ!お子様の心を動かす7つのきっかけ

  2. 入学できないことも?「フリースクール入学拒否問題」の現実とその対処法

  3. フリースクール中学校・通信制高校生の卒業後の進路:進学以外の就職という選択肢

  4. 中学生の不登校、30万人突破 – 教育現場の危機と新たな希望

  5. 【専門家が伝える】不登校のお子様を持つ親御様の「心の荷」を軽くする5つのヒント

  6. 不登校脱出への道?フリースクールの魅力と注意点-親子で考える新たな一歩-

  7. Amazonが「プライムデー夏祭り」を六本木で開催!

  8. 甘いとうもろこしとフライドチキンの絶妙コンビ。夏限定!「もろこしチーズバーガー」新登場