バーチャルアーティストKizunaAIが、アソビシステム株式会社とエージェント契約を締結したことが発表された。KizunaAIは2025年2月26日に3年ぶりの活動再開を果たし、音楽を軸としたアーティスト活動を本格化させる。今回の契約を通じ、アソビシステムのサポートのもと、世界市場を視野に入れた展開を加速する方針である。

KizunaAIは2016年にバーチャルYouTuberの先駆者として誕生。活動休止前はインターネットダンスミュージックを軸に楽曲を発表し、国内外で高い人気を誇っていた。今回の復帰後は「Neo J-pop」という新たな音楽ジャンルを通じ、より幅広いファン層へアプローチしていく。
アソビシステムは、日本のポップカルチャーを世界に発信する企業として、きゃりーぱみゅぱみゅや新しい学校のリーダーズの海外進出を成功させてきた実績を持つ。KizunaAIとの契約について、代表の中川悠介氏は「KizunaAIの世界的な魅力をさらに広げ、日本発の音楽文化を新たな形で世界へ届けていく」と語る。
今回の契約により、アソビシステムはKizunaAIの営業・宣伝業務を担当。楽曲制作やクリエイティブ面は引き続きKizunaAIプロデュースチームが担う。KizunaAI自身も「アソビシステムの力を借りて、世界中の人と音楽を通じてつながりたい」と意気込みを語っている。