障がいのある女子高生ドローンパイロット 最年少で国家資格の一等無人航空機操縦士を取得

障がいのある女子高校生ドローンパイロットの宮崎美侑さん。

足を使ってドローンを操縦し、最年少で国家資格である一等無人航空機操縦士の技能証明を取得した。

技能証明を取得した背景

宮崎美侑さんは、2020年より一般社団法人国際ドローン協会のヤング・チャレンジド(障がいを持つ若者たち)向けのドローン講習会に参加し、操縦の技術を高めていた。

生まれつき両手が不自由な宮崎さんは、両足を使ってドローンの操縦を行う。

しかしハンディキャップを感じさせないほど上手な操縦で、ドローンスクールを卒業。

続いて実地試験、学科試験、身体検査のすべてに合格し、一等無人航空機操縦士の技能証明も取得した。

16歳での一等無人航空機操縦士の技能証明取得は最年少記録であり、また、重度の障がいを持つ方が技能証明を取得した日本初の事例でもある。

社会に貢献できるタックスペイヤーへ

ヤング・チャレンジドの中には、大人になっても自活が難しく支援団体や補助金制度の力を借りて生きている方が多く存在する。

まずテクノロジーの力を使い、社会に助けてもらうのではなく、積極的に社会へ貢献する。

そして、税金を受け取るのではなく、税金を支払うタックスペイヤーを目指す。

ヤング・チャレンジドが社会へ貢献できる人材へとなるためのツール、テクノロジーの1つがドローンだ。

宮崎さんが一等無人航空機操縦士の技能証明を取得したことで、今後ますますハンディキャップを抱えた方が社会に貢献する道の1つとして、ドローンが注目されると期待される。

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