神戸ポートタワーは、6月13日に来場者数10万人を突破した。これは、4月26日にリニューアルオープンしてからわずか49日目での達成となり、2016年の年間入場者数約33万人の約1/3をわずか1.5か月で達成した形である。リニューアル前の2020年の年間入場者数11.5万人も数日内に達成する見込みである。タワーの展望フロアでは、記念すべき10万人目の来場者がアナウンスされると、祝福ムードに包まれた。
記念すべき10万人目の来場者は神戸市在住の竹内祐太さん、由莉さん、柚葉ちゃん一家である。「4年前に福岡から移住して、夫婦で来場しました。2人で写真を撮った場所に子どもを連れてまた来ることができて、感慨深いです。眺めも良く、いい思い出になりました」と感想を述べた。フェリシモ ポートタワー事業部の執行役員である小池弘之は「神戸のランドマークとして、朝と夜、四季折々と何度来ても楽しんでいただけるようなコンテンツを用意しています」とコメントした。
リニューアルの魅力と今後の展望
神戸ポートタワーは、「brilliance ー赫き(かがやき)」というコンセプトを掲げ、訪れた人がますます輝きを増すような場所を目指している。リニューアルでは、新たに屋上デッキ「Brilliance Tiara Open-air Deck」が開放され、360度神戸の街を眺めながら軽食が楽しめる回転床のカフェ&バー「Ready go round」、光のミュージアム「Brilliance Museum」などが導入された。これらのユニークでインタラクティブなコンテンツがSNSで話題となり、多くの来場者を引きつけている。
神戸ポートタワー事業部の富田浩幸部長は「10万人のご来場、誠にありがとうございます。地元神戸の方々をはじめ、遠方からも多くの方々が来場され、様々な想いを持って楽しんでいただいています」と述べた。タワーの周辺にはホテルや結婚式場、メリケンパークがあり、プロポーズの場としても人気である。富田部長は「神戸ポートタワーがしあわせの象徴として、国内外から愛されるような場所であり続けることを目指しています」と語った。
神戸ポートタワーは、これからも多彩なイベントを通じて年間を通じて訪れる人々に新しい魅力を提供し続ける方針である。