帝国データバンクが2023年上半期の企業倒産件数について集計・分析を行った結果、倒産件数は4208件(前年同期3123件、34.7%増)となり、上半期としては2年連続で前年を上回りました。
これは4年ぶりに4000件を超えた結果で、増加率は2000年度以降で最も高くなりました。
一方で、負債総額は1兆5868億3600万円(前年同期1兆7657億9500万円、10.1%減)となりました。
前年同期から減少したものの、パナソニック液晶ディスプレイ㈱やユニゾホールディングス㈱など大型倒産が相次いだこともあり、上半期としては10年ぶりに2年連続で1兆円を超えました。
全業種、全地域での倒産件数が15年ぶりに前年同期を上回る結果となりました。
今後の経済状況や政策対策によっては、この増加傾向が変わる可能性もありますが、現状では企業の経営環境が厳しいことが伺えます。