2024年度の年末年始(2024年12月27日~2025年1月5日)の期間中、日本航空(JAL)グループが提供する国内線および国際線の予約状況が発表された。今年は2020年以降で最高の予約率を記録し、前年同期を大幅に上回る結果となった。
国内線 観光需要の高まり
国内線では提供座席数が約132万席で、総予約数は108万239人、予約率81.3%と前年の73.9%を大きく上回った。下りのピークは12月28日、上りは1月4日で、特に北海道、関西、中国四国、沖縄方面が好調だった。追加便も羽田発着を中心に合計26便が運航される予定であり、観光地への需要が再び高まっていることを示している。
国際線 ハワイや東アジア路線が人気
国際線の総予約数は22万6089人で、予約率は87.8%と前年の78.4%を大きく超えた。方面別では東アジア路線が145.5%、ハワイ・グアム路線が109.7%といずれも好調を見せた。ハワイ路線ではほぼ全便が満席に近い状態となっている。出発のピークは12月28日、到着のピークは1月4日で、帰国ラッシュも予想されている。
需要回復を支える要因
コロナ禍以降、航空需要の回復が続いている中、年末年始の移動需要がさらに活発化している。今年は観光目的や帰省需要が増加しただけでなく、円安による訪日観光客の増加も影響しているとみられる。