OpenAIは1月14日、「ChatGPT」の有料版ユーザー向けにタスク機能の「Scheduled Tasks」ベータ版を提供開始した。ユーザーはChatGPTに対し特定の日時や条件でタスクを自動実行させることが可能になる。
タスク機能は、ChatGPTのWeb版、iOS、Android、MacOSで利用可能。ユーザーは以下のような要件を設定できる。
- 毎日フランス語の練習を行う
- 母親の誕生日をリマインドする
- 毎夕、AIニュースのブリーフィングを受ける
タスクは一度限りの実行や定期的な繰り返しに設定でき、設定後はユーザーがオフラインでも動作する。タスク完了時にはプッシュ通知やメールで報告される仕組みである。
タスクの設定はシンプルで、ユーザーはプロファイルメニューの「Tasks」から管理画面にアクセス可能。初めて利用する場合、提案されたタスクを選ぶか、自分でカスタムタスクを作成できる。
例えば、「3月13日に母の誕生日をリマインドして」といった指示を入力すると、タスクが生成され、実行日時や通知方法を細かくカスタマイズ可能だ。設定内容は、プロファイルメニューや会話画面から随時編集・一時停止・削除できる。
使用制限と今後の展望
タスク機能はGPT-4oモデルを使用。また、現在はタスク設定は最大10個までと制限されている。OpenAIは「最終的にはすべてのChatGPTアカウントにこの機能を公開する予定」としており、一般ユーザーへの展開が期待される。