老朽化する社会インフラに挑む「日本インフラ再生計画」始動 リライフメンテホールディングス、平世美装、infrat3社

リライフメンテホールディングス(東京都中央区)、平世美装(千葉県木更津市)、そしてNITTOから社名変更したinfrat(神奈川県川崎市)の3社は4月1日、「日本インフラ再生計画」の始動を発表した。老朽化が進む社会インフラの維持管理に向け、民間企業が主体となって社会的関心を高める取り組みだ。

高度経済成長期に整備された国内インフラは、今や維持・更新のフェーズに突入している。国土交通省によると、全国に約73万ある道路橋のうち、2040年にはおよそ75%が築50年を超える見通しだ。現在、構造的なリスクから緊急または早期の対応が必要とされている橋は全国で59,000箇所にのぼる。しかしながら、その重要性にもかかわらず、日常生活においてインフラメンテナンスの存在は十分に認識されていないようだ。「あって当然」「機能して当然」と捉えられがちな社会基盤の裏側には、多くの人材と高度な技術、そして継続的な投資が不可欠。

このような課題を受け、「日本インフラ再生計画」は、インフラ維持の必要性を市民・企業双方に理解してもらうための啓発プロジェクトとして立ち上がった。シンボルには新たな日の出を象徴する「ブルーサンライズ」を採用。

また、プロジェクトの社会浸透を目的に、アイドルグループSTU48のメンバーがインフラ現場を体験する動画シリーズ「日本インフラ再生中」も公開された。塗装管理や施工監督といった作業を直に見学し、技術者の働き方や誇りに触れる内容となっている。加えて、WEB写真集「日本インフラ再生365」では、日常では見過ごされがちな設備や作業風景を可視化し、広く一般へ訴求していくようだ。

プロジェクト開始と同時に、NITTOは社名を「infrat(インフラット)」へと改称。タグライン「人と、インフラと、ずっと。」に込められたメッセージは、持続可能な社会基盤を企業の使命として捉える姿勢を表している。ロゴデザインには、人を象徴する“i”と、価値を加える意志を込めた“t”を組み合わせるなど、ブランディングにも工夫が施されている。

インフラメンテナンス密着動画「日本インフラ再生中」

STU が会いに行く編

関連記事

最新ニュース記事

  1. 楽しみながら学ぶ「TOKYO GX」体験型ブースで発電パンチ!HTTで学ぶ脱炭素 

  2. 「伊達の牛たん本舗」父の日に向けたキャンペーンを展開、本場仙台の味を贈り物に

  3. サイバーソリューションズ、新オフィスに本社移転 創業25周年で新たな成長フェーズへ

  4. AIが経営改善を自動提案 GMOリザーブプラス、新ツール「AI-Board」を医療機関向けに提供開始

  5. 東京都、生成AIを都立全校に本格導入 児童生徒、教職員ら16万人が活用へ

  6. 千葉工業大学、日本初の「AI大学講師」を導入

  7. 【4割が退職検討】休暇が突きつける働き方の現実

  8. PR TIMES情報漏えい問題「発表前情報が狙われた」不正アクセス事件

  9. 「塾なし」で中学受験に挑む、タカベル流コンサルティングの新サービスが好調

  10. 【楽天調査】1人旅ブーム到来!進化するおひとり様消費

365AIニュースセンター最新記事

  1. 不登校からの復学へ!お子様の心を動かす7つのきっかけ

  2. 入学できないことも?「フリースクール入学拒否問題」の現実とその対処法

  3. フリースクール中学校・通信制高校生の卒業後の進路:進学以外の就職という選択肢

  4. 中学生の不登校、30万人突破 – 教育現場の危機と新たな希望

  5. 【専門家が伝える】不登校のお子様を持つ親御様の「心の荷」を軽くする5つのヒント

  6. 不登校脱出への道?フリースクールの魅力と注意点-親子で考える新たな一歩-

  7. Amazonが「プライムデー夏祭り」を六本木で開催!

  8. 甘いとうもろこしとフライドチキンの絶妙コンビ。夏限定!「もろこしチーズバーガー」新登場