中学受験のコンサルティング業界で唯一の専門企業を謳う株式会社タカベルが、集団塾に通わない子ども向けの新サービス「塾なしでタカベル流合格への道」の問い合わせ数が目標を大幅に上回ったことを発表した。4・5年生では目標の150%、6年生においては180%という高い達成率を記録している。
同社は2025年2月より、集団塾に通わない子ども専門の中学受験コンサルティングサービスとして3コースを展開しており、今回の成果を受けて5月からは「自走コーチング」に特化した「スペシャルプラン」を新たに導入する。同時に、タカベルの全サービスを半額で体験できる「2週間体験プラン」や、合不合判定テスト・首都圏模試の結果を無料で分析する学習アドバイスキャンペーンも開始する。

好調の背景には、大手塾での学習に限界を感じる家庭の増加がある。特に6年生では新出単元の学習がほぼ終了し、志望校に合わせたオーダーメイド型のカリキュラムを求めるニーズが高まっている。また、大手学習塾では多くの生徒を少人数の講師が担当するため個別対応が難しく、塾のカリキュラムについていけない生徒が効果的な学習方法を模索している実態もある。
一方で、家族の時間を大切にしたいという価値観も広がっており、「塾に通うと家族で一緒に食事をとることもままならない」といった声に応え、家庭学習を重視する親が増加している。また、モチベーションが低下している子どもに対し、きめ細かな個別対応と学習テクニック指導を通じて中学受験に挑ませたいという親のニーズも高まっている。

新設される「スペシャルプラン」は、共働き家庭の増加や自習の質向上、学習意欲の喚起などの課題に対応するもので、コンサル面談に加え、オンライン家庭教師(90分×3コマ)や自走コーチング(月1回の子どもとの面談)が含まれる。料金は学年により月額11万円から13万円(税込)となる。
タカベルは「後悔しない・させない中学受験を」を理念に2021年に創業。代表の高畑氏は私立小学校教諭・大手塾講師・家庭教師として計400名以上を指導した経験を持ち、自身も厳しい中学受験を経験している。同社の2025年度の実績では、第1希望合格者が53.3%、第2希望合格者が86.6%と高い合格率を誇っている。

今後の取り組みや展開について高畑代表は、「新設のスペシャルプランを稼働させるにあたり、スタッフの研修や採用に力を入れていくとともに、コーチングという子どもの学習意欲や学習習慣に働きかける仕組みづくりをより充実したものに形づくっていきたい。また、せっかく進学した先でうまく馴染めない中学生に向けてのサービスも展開していきたい」と語った。
首都圏の中学受験者数は年々増加し続け、2023年には5万2600人と過去最多となる中、タカベルの「家庭学習×コーチング」という新たな受験アプローチが注目を集めている。