「第12回日本美容外科手術手技研究会」が2023年8月10日に大阪市北区で開催されました。日本美容外科手術手技研究会(JAPSA)は美容医療の進化に伴い、情報交換や医師のレベル向上を目的として定期的な研究会を実施しています。今回、25名の美容外科医が参加し、手術手技の知識を共有しました。
特に注目されたのは、東邦大学医療センター大森病院の荻野晶弘教授による講演で、皮弁再建手術における超音波機器の有用性について話されました。
研究会は座学とライブ手術見学の2部構成で行われました。座学のセッションでは、荻野教授の講演をはじめ、医師による発表や二重埋没法の手技やデザインに関する意見交換が実施されました。ライブ手術見学では、バッカルファット除去、脂肪吸引、リフト、目頭切開、切らない目の下のクマ取りといった実際の手術が行われ、寺西代表理事らの解説も行われました。
他にも、TCB梅田大阪駅前院所属医師とメトラス株式会社による次世代高周波小顔治療など、多様なテーマが取り上げられました。
参加医師からは、他院の手術見学や発表・討論の場を通じて、多くの知識を吸収できたとの感想が多数寄せられました。
美容外科医の数は増加傾向にあり、特に都内では過去10年間で約2.54倍に増加。JAPSAは美容医療の発展を支えるため、技術や知識の共有、そして美容外科医の生涯教育を継続して提供していく意向を明らかにしています。