北陸新幹線、金沢・敦賀間が2024年3月16日に開業することが発表され、ますます注目度が上がっている福井県。
北陸新幹線の金沢・敦賀間開通による、福井県の経済効果は、年309億円とされ、その9割は首都圏からとのこと。
そんな、延伸される北陸新幹線の終着駅「敦賀駅」を今回取材してきました。
敦賀駅周辺には、敦賀赤レンガ倉庫をはじめ氣比神宮(けひじんぐう)や、金ヶ崎城跡(かねがさきじょうせき)がある金ヶ崎エリアなど、様々な観光スポットがあります。
海外からの観光客も増えてきている”敦賀赤レンガ倉庫”。担当者に、半年後に控えた新幹線敦賀駅開業について伺いました。
(インタビュー)
新幹線駅開業後、敦賀赤レンガ倉庫はどんな存在になるのか?
「敦賀赤レンガ倉庫は大人から子どもまで楽しめる施設となっていますので、新幹線開業でたくさんの方が来ていただいたときに、いつ来ても敦賀赤レンガ倉庫は楽しめる施設になっていきたいと思います」
昨年9月には敦賀駅前に、複合施設「otta(オッタ)」もオープン。 おったとは敦賀の方言で「居る」という意味だそう。
その中でも、新しいスタイルの書店「ちえなみき」は、3万冊を超える本がまるで迷路のように並び、新幹線駅開業後の”敦賀の玄関口”としてシンボルとなる施設。
注目されている「ちえなみき」の店長さんに、駅開業への思いと、新たな取組についてお聞きしたところ…
(インタビュー)
期待される観光客の増加。「ちえなみき」はどのような存在になる?
「形態として普通の書店とは違う。本が変わった形で置いてありますので、観光して楽しかっただけで終わるのではなく、ここでしか得られない気付きを持ち帰っていただけるような、そんな場所になるといいかなと思います」
新たな取組については?
「先日、英語版のパンフレットを作成してバイリンガルの本も新たに追加で仕入れましたので、一緒に国籍関係なく楽しんでいただけて日本の文化にも触れながら、外国の方だけでなく日本の方も、こういう風に日本が伝えられているというのを知っていただいて、本を通じて交流が生まれるいいなと思っています」
そして、今回の新幹線駅開業に伴う広報等を担当する敦賀市観光部新幹線誘客課の上野さんに、駅開業についての思いを聞きました。
(インタビュー)
新幹線駅開業まで半年ほど、期待していることは?
「新幹線の開業ということで100年に1度といわれるチャンスだと思っています。それを民間の団体さんだったり市民のみなさんも意識して、市民のみなさんが主体となった取組がすごくたくさん出てきて、今市内も盛り上がってきているなと感じています。こういったものが継続されて(新幹線)開業されたことによって敦賀という街に行ってみたいと思っていただけるお客さんがたくさんきていただけるような来た方にまたもう一度来たいと思っていただけるような街になっていくのではと期待しています」