株式会社セルートは、2023年11月27日、行政書士法人きずなグループと共同で、軽乗用車オーナー向けの黒ナンバー取得代行サービスを開始しました。このサービスは、インターネット通販の増加に伴う小口荷物の増加と、労働人口の減少による配送能力低下という物流業界の課題に対応するものです。
2022年10月27日に国土交通省が貨物軽自動車運送事業を解禁し、軽乗用車の配達利用が可能になりました。この変更により、宅配ドライバー不足の解消が期待されています。
しかし、黒ナンバー取得の認知度や手続きの複雑さにより、その普及を妨げている状況があります。そこで、セルートときずなグループがタッグを組み、車両所有者が直面する不安や疑問を解消し、スムーズな転換をサポートすることで、配送能力の強化を図ることにしました。
セルートの取り組みは、運営アプリ「DIAq」を通じて、物流業界におけるラストワンマイル配送の課題に取り組んでいます。そのため、トラックドライバーだけでなく、もっと多くの人が簡単に配達できるようにすることで、配送の担い手不足を解消しようと努めています。
国内には2,325万台超と報告される自家用軽乗用車の有効活用を目指し、この新サービスにより、軽乗用車オーナーは副収入を得ると同時に、社会的な課題解決にも貢献することが期待されています。
DIAq(ダイヤク)公式サイト:https://www.dia-9.com
セルートは、今後も持続可能な配送体系の構築に努めるとともに、物流業界の新たな担い手として、軽乗用車オーナーの積極的な参加を促進していく方針です。この取り組みが、物流業界に新たな風を吹き込み、宅配ドライバー不足の解消に貢献することが期待されています。