ソフトバンクグループの株式会社Agoopは5日、人々の移動を詳しく分析できる新サービス「Kompreno®(コンプレノ)」の提供を開始した。
特徴として、街中の人の流れを1分単位で追跡し、その動きを動画のように確認できる。例えば、繁華街での人出の変化や、観光地での観光客の動きなどを鳥瞰的に把握することができる。
さらに、2つの画面を並べて比較できる機能もある。休日と平日の人の流れを比べたり、異なる地域の混雑状況を見比べたりと、様々な角度からの分析が可能だ。また、徒歩・自転車・車といった移動手段ごとの人の動きも区別して表示できるため、道路の交通量や混雑の推移を詳細に分析することができる。
「新しい店舗を出すなら、どの場所が最適か知りたい」「イベントの効果をきちんと測りたい」「災害時の避難経路を検討したい」。等のニーズに応えるため、全国どこでも自由に分析エリアを設定できる仕様だ。
Agoopは以前から、スマートフォンの位置情報を活用して人の動きを分析するサービスを手がけてきた実績がある。その技術を更に発展させた今回のKomprenoは、街づくりや防災計画、ビジネス戦略など、幅広い分野での活用が期待される。