2月13日(火)ニチコン株式会社は、太陽光発電と蓄電池とEVの3つのエネルギーを賢くコントロールするトライブリッド蓄電システムの第3世代モデルT5/T6シリーズの発表会を開催した。発表会の会場で使用する照明・音響・映像の電力は、すべて新商品シリーズが供給。発表会では商品紹介に加えて、蓄電システムの優位性に関するトークセッションも行われた。
蓄電池の国内ナンバーワンの累積販売台数を誇り、再生エネルギーに関する事業を多数展開するニチコン株式会社。代表取締役社長の森克彦氏は、ニチコン株式会社の事業について説明した。同社は「くらしに、エネパ!」を新ブランドコピーに掲げ、地球環境にやさしいエネルギー事業を展開していく方針だ。
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NECST事業本部 エネルギーソリューショングループ 蓄電システムビジネスユニット長の戸成秀道氏は新商品について説明した。導入メリットは電気代の削減・ガソリン代の削減・災害対策・環境にやさしいことの4つ。今期は2万台の販売を目指し、15年の保証がついている。
トライブリッド蓄電システムの特徴は、蓄電池に加え、EVの電力を活用して車を走らせること。蓄電池は単体のみのものから始まり、太陽光発電と蓄電池機能を備えたものへと発展してきた。第3世代モデルT5/T6シリーズは、蓄電池とEVの電池と合わせて約3日間分の電気を蓄えることが可能。
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トークセッションでは、執行役員NECST事業本部長の桃井恒浩氏、戸成氏、FP事務所アイプランニング代表の飯村久美氏が登壇した。戸成氏は「電気自動車は音が出ない、排気ガスを出さないのが良い」と回答。EVは本当に良いのか、という問いに対しては「蓄えた電気がどこに由来しているかがポイント。家で作った100%クリーンな電気を使用できていると良いと思います」とコメントした。
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電気自動車は、晴れた日に3時間充電すれば、平均して1週間走行可能だと説明。トライブリッド蓄電システムを導入することで、年間20万円程度の電気代を節約できるうえ、ガソリン代の負担も軽減できる。飯村氏は「自然災害に備えることができ、家計にも地球にもやさしい製品」だと感想を述べた。
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