LINEヤフー株式会社は2026年5月8日、2025年度通期および第4四半期の決算を発表するとともに、2026年度の事業方針を公表した。AIエージェント化を軸にした成長戦略を本格展開する。

2025年度(2026年3月期)の通期売上収益は前年度比6.2%増の2兆363億円、調整後EBITDAは同5.5%増の4,966億円となった。アスクル株式会社のランサムウェア攻撃によるシステム障害の影響を受けながらも増収増益を達成した。アスクルの影響を除いたベースでは、売上収益が前年度比13.3%増、調整後EBITDAが同12.6%増と、実力ベースでは二桁成長を維持した。
2026年度の重点戦略として、同社はAIエージェント「Agent i」を全サービスで本格展開する方針を示した。同エージェントは2026年4月に開始しており、各サービスにおける対応領域を順次拡大する。ビジネス向けには公式アカウントと連携する「Agent i Biz」や「LINE OA AIモード」を提供し、顧客接点から事業運営・分析まで支援する。
マネタイズ戦略も進化させる方針で、コンシューマー向けにはLYPプレミアムの会員基盤を活用した新たなAI課金プランの導入を予定する。2026年度中にはエージェント型広告の導入も計画しており、AI時代に対応した収益モデルへの転換を図る。
メディア事業ではディスプレイ広告・検索広告がAIの影響で一部低迷する一方、LINE公式アカウント数が49.3万件に拡大するなど基盤は成長している。同社は2026年度をAIエージェントを軸にした収益化フェーズへの本格移行期と位置づけている。
https://www.lycorp.co.jp/ja/ir/presentations/earnings.html

