株式会社リベロは、引越業界の収益改善を目指し、資材共同購買サービスと合わせて引越しダンボール広告サービス「HAKO-Ad(ハコアド)」を開始したことを発表しました。この広告メディアは、引越しの過程で必ず目にするダンボールを活用し、移転者に直接ブランドやサービスをアピールする新しい形の広告です。
引越業界は原価高騰により経営が圧迫されている状況にあり、さらに「物流の2024年問題」の影響も予測される中、業界の持続可能性が問われています。このような背景を受け、リベロが運営する「引越業界の未来をつくる会」は、共同購買を通じてコスト削減を図り、さらにはダンボールの空白スペースを利用した広告サービス「HAKO-Ad」を提供することで、新たな収益源を創出しました。
HAKO-Adは、全国140社の引越会社が参加する共同購買のダンボールを利用し、移転者に対して直接情報を届けることができるため、広告協賛企業からも高い関心を集めています。特に新生活に必要な商品やサービスを提供する企業にとって、移転者へのダイレクトなアプローチ手段として期待されています。
共同購買サービスは、引越会社にとってダンボール購入単価の削減や、直接配送機能の導入による業務負担の軽減など、具体的な経済的効果をもたらしています。リベロはこの取り組みを通じて、引越業界の課題解決に貢献し、新生活を迎える人々や関連サービス事業者にもメリットを提供することを目指しています。