株式会社日経リサーチは10月31日、約6万人の生活者を対象に、東京都とその近郊の商業施設の利用実態を調査した「施設と駅のセンサス」施設編のデータ提供を開始した。
今回は2023年9月に、1都3県の商業施設265か所(一部圏外の大型アウトレットも含む)について実施。
また、調査結果に基づく、集客力(直近3か月以内の来場経験)が高かった商業施設のランキングを発表した。
1位は2年連続で「ルミネ新宿」
1位は2年連続で「ルミネ新宿」だった。
来場者数でも他の施設を大きく引き離し、不動の地位を築いている。
TOP10の顔ぶれは去年とほとんど変わらず、去年の上位10施設のうち9施設は今年もTOP10に入っていた。
転換期を迎える百貨店
また、TOP10には、去年同様、ショッピングセンターと百貨店が5施設ずつランクイン。
建て替えや再開発が多く予定されるなど、首都圏の百貨店は転換期を迎えている。
新型コロナウイルスの5類への移行、インバウンドの拡大や円安などを追い風にして来場者を維持・拡大できるかが、百貨店復活の鍵になりそうだ。
「施設と駅のセンサス」施設編
今回の調査「施設と駅のセンサス」施設編は、首都圏約6万人の居住者を対象とした、商業施設の利用実態や属性に関する調査である。
2022年に従来の「商圏センサス」首都圏版を大幅リニューアルし、今回が第2回となる。