OpenAIは2026年11月5日、研究者が設定した範囲を守りながら脆弱性を発見・検証するようトレーニングしたサイバーセキュリティモデル「GPT-6 Cyber」を発表した。

指定された脆弱性を悪用できるかを測る評価「ExploitGym」のスコアは48.5%で、前モデルGPT-5.6 Cyberの32.1%から向上した。対象範囲外のサービスへの攻撃を避けた割合は、デプロイ時のプロンプトなしで99.93%(GPT-5.6 Cyberは94.49%)、プロンプトありで100%だった。同社の研究者はLinuxで権限昇格を可能にする948件のエクスプロイトを開発し、Firefoxでは深刻度「高」の未知の脆弱性81件を発見した。Mozillaは多くの修正をリリース済み。能力向上を受け、同社はPreparedness Frameworkのサイバー分類を「高」から「重大」に引き上げた。
提供は、承認済みのDaybreak Redの一部顧客向けにAPIとCodexで開始し、近く全顧客へ段階的に拡大する。悪用対策として、サイバー特化のミスアライメント監視やIP許可リストの原則必須化などを強化したほか、重要インフラの防御担当者を支援する総額10億ドルの助成プログラム「Daybreak for Frontline Defenders」も設けた。

