シャープの子会社である株式会社AIoTクラウドは2月12日、アルコールチェック管理サービス「スリーゼロ」の新機能を発表した。新たに月報作成機能、オドメーター(積算走行距離計)のOCR読み取り機能、プッシュ通知機能を追加し、2月13日より提供を開始する。
月報作成機能の追加
スリーゼロは、アルコールチェック結果をクラウド上で一元管理できるサービスである。今回のアップデートにより、運転日誌機能が拡張され、管理者向けの月報作成機能が追加された。これにより、運転者ごとの「運転者月報」と車両ごとの「車両月報」をExcel形式で出力可能となる。本機能は、レギュラープランおよびプレミアムプランで提供される。
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オドメーターのOCR読み取り機能
アルコール検知器の読み取りに使用しているOCR機能が、新たにオドメーターの数値読み取りにも対応した。
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運転日誌の入力画面からスマートフォンのカメラでオドメーターを撮影すると、自動で走行距離が入力される。さらに、事前に撮影したオドメーターの画像をアップロードすることで、後から数値を認識して記録することも可能である。本機能はプレミアムプラン限定のサービスとなる。
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プッシュ通知機能の強化
運転者用アプリでは、新たにプッシュ通知機能が追加された。これにより、管理者は指定した時間に全運転者へ一斉通知を送ることができる。また、特定の条件に合致した運転者のみに個別通知を行う機能も実装された。特にアルコールチェックの実施を促す通知などに活用でき、運転者のチェック漏れ防止に貢献する。なお、一斉通知機能は全プランで、個別通知機能はプレミアムプランで利用可能である。
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AIoTクラウドは今後も、スリーゼロの機能拡充や他業務ツールとの連携を進め、アルコールチェック管理業務の効率化や、飲酒運転撲滅に向けた支援を強化していく方針である。