東京建物は、 東京都多摩市の聖蹟桜ヶ丘北地区に商業施設サクテラスモールをグランドオープンした。
2月4日には、オープンと聖蹟桜ヶ丘北区における歩行者回遊完成式典がサクラテラス街区内で行われた。
式典には、サクテラスモールの開発共同事業者である東京建物の取締役専務執行役員・住宅事業本部長の秋田秀士氏、株式会社東栄住宅・代表取締役・佐藤千尋氏をはじめ、東京都議会議員・小礒明氏や多摩市長・阿部裕行氏など14名の関係者が出席した。
東京建物は分譲マンション事業において分譲マンションブランド「Brillia(ブリリア)」を展開しており、多摩エリアでは、日本最大級のマンション建て替え事業として、多摩ニュータウン、ブリリア多摩ニュータウンなどの開発を進めている。秋田氏は「東京建物は、明治29年に設立され、創業128年ということで、上場不動産会社としては最も古い会社」と紹介。続けて「多摩市、聖蹟桜が丘北地区土地区画整理事業として、サクテラスプロジェクトは2017年に始まり、サクテラスモールに隣接している『ブリリアタワー聖蹟桜が丘ブルーミングレジデンス』は、2022年10月に完成、商業棟であるサクテラスモールの建設が進行し、合わせて東営住宅様にて整備された立体横断施設の開通によって、新水軸が完成した」とし、「聖蹟桜が丘駅と多摩川が繋がったことで聖蹟桜が丘エリアの回遊性、賑わいの向上に寄与できるものと考えております。その完成を今日迎えることができ大変嬉しく思っております」と話した。
今後の展開として来年1月にはブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラスの竣工を迎え、サクテラス全街区が完成。全773点のレジデンスと全7テナントのサクテラスモールが多摩市の玄関口として賑わいに貢献できたらと回答した。
多摩市聖蹟桜が丘北地区土地区画整理事業の施工者であり、サクテラスモールの開発共同事業者である、東栄住宅・佐藤氏は「多摩川が流れておりますけれども、駅と川のアクセスが弱く、聖蹟桜が丘を訪れる多くの来訪者にとっては、どこに川があるのかわからないといった状況でございました」と以前の聖蹟桜ヶ丘地区を解説。さらに、「このような状況を改善しまして、賑わいのある、聖蹟桜ヶ丘の町を取り戻すために、多摩都市計画課のご指導のもとに、この土地に関わります5人の地権者が協議しました。多摩川を管轄されている京浜河川事務所のご理解も得ながら東京都にご認可をいただきまして、川と街が一体となった、ユニークな土地区画整理事業の実現に至ったところでございます」と語った。小礒氏は「耳をすませばで有名な聖蹟桜ヶ丘駅および駅周辺になりますけども、この南北の一体的な回遊性を確保するとともに、賑わいを持たせるような形の中 人口も増さしていかなきゃいけない」と力強く語った。