リゾートトラストは2026年2月27日、会員制リゾートホテル「サンクチュアリーコート日光」(栃木県日光市)を開業する。同ブランドとしては高山、琵琶湖に続く第3弾。日光の雄大な自然と上質な和の美しさを現代的に表現した「ジャパニーズモダンリゾート」をコンセプトに掲げる。
都心から約2時間というアクセスの良さを生かし、別荘のように、何度も訪れたくなる滞在スタイルを提案。特に富裕層の多い関東圏から訪れやすい立地に加え、自然景観を取り込んだ設計や温泉、全室スイート仕様により、特別感のある時間を提供する。
徹底されたラグジュアリー空間と意匠
建物は鬼怒川の景観を楽しめるよう横長に配置され、館内のさまざまな場所から自然を望める設計を採用。高さ約4メートルのエントランスゲートを抜けると、滝を望むガラス張りの通路がゲストを迎え入れる。

館内にはフランス人アーティストによる水墨画や、栃木県の伝統工芸「鹿沼組子(かぬまくみこ)」を随所に配し、日光の歴史・文化を空間演出に昇華させた。ロビー、エントランス、ラウンジを一体化させた開放的な空間からは、晴天時に日光連山を一望できる。

客室は地上7階建て、全162室がスイート仕様。「ロイヤルスイート」「ラグジュアリースイート」「クラブスイート」の3グレードで構成される。最上位のロイヤルスイート(コーナースイート)は広大なバルコニーを備え、窓を開放することで半露天風呂のような入浴体験が可能だ。

全客室に天然温泉のビューバスを完備。スパエリアには露天風呂やサウナを備えた大浴場のほか、プライベート空間での施術が可能なトリートメントサロンを併設する。

また、スイング解析カメラを備えたゴルフシミュレーターを導入しており、周辺コースでのラウンドに向けた調整ニーズにも対応した。

愛犬と宿泊できる客室やドッグランのほか、ラウンジ・バー、ブティック、エグゼクティブルームなども充実。館内には日本料理レストランと中国料理レストランを設置。日本料理では、鉄板焼・寿司・天ぷらを専用カウンターで提供する。

中国料理は、半個室空間でゆったりと楽しめる。

地元農家から直接仕入れた旬の食材による「地産地消」の逸品を楽しめる。



同施設では環境負荷低減と地域貢献を経営の柱に据える。フードマイレージの削減に加え、再生可能エネルギーの活用や省エネ設備の導入、電気自動車(EV)シャトルバスの運行など、脱炭素社会に向けた運営を徹底する。

また、従業員約200人のうち約2割を地元から採用。地域企業と連携した観光企画の策定など、地方創生の一翼を担う。
リゾートトラストの伏見有貴代表取締役社長は、「会員の皆様のニーズを汲み取りながら事業を展開している。プライベートジムの設置など、お一人おひとりの『夢』を具現化できることこそが我々の強みだ」と、その独自性を強調した。

同社は今後、八ヶ岳、金沢、淡路島などでも会員制リゾートの開業を予定しており、国内ラグジュアリー市場でのシェア拡大を加速させる。

