株式会社建築家コミュニティは、古民家の内部損傷検査から利活用の助言までを行う「古民家再生のスキャンとプラン」という新サービスを開発し、2023年11月14日よりクラウドファンディングを通じて先行サービスの提供を開始すると発表しました。
■CAMPFIREプロジェクト
クラウドファンディングサイト:CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
期間 :2023年11月14日~2024年1月15日
先行サービス価格 :2,200,000円(税込)
先行サービス内容 :建築家と技術者の現地調査、メンテナンスの助言、リノベーションの提案
先行サービス提供時期 :2024年1月より順次先行サービスを提供
プロジェクトURL
https://camp-fire.jp/projects/view/689420
本サービスは、ミリ波センシング技術を活用し、外観からは判別できない古民家の内部損傷を検査します。これにより、改修の際に想定外の損傷が発見され、思わぬ出費が発生するリスクを事前に把握可能にします。また、建築家の経験と科学技術を融合させたリノベーション助言も提供し、古民家の有効活用を支援します。
住宅業界の人手不足と資源高騰により、スクラップ&ビルドの時代は終わり、古民家の利活用が注目されています。自然素材の特性を活かし、修繕しながら長く住むことが可能な古民家は、社会を維持するための現実的な選択肢となっています。
しかし、古民家は経年劣化しているため、利活用には特有の難しさもあります。そこで、ミリ波を活用した非破壊検査の技術で古民家の躯体を透視し、リスクを把握した上で改修やメンテナンスの助言をするサービスが求められています。
また、古民家は現代人の生活スタイルに必ずしも適したものではないため、リノベーションが必要となります。「古民家再生のスキャンとプラン」では、建築家が現地調査からリノベーションに関する助言まで一貫して伴走し、クライアントの多種多様なニーズに沿った快適な建物とするための助言を提供します。
この新サービスは、日本だけでなく海外からも古民家の購入を検討する人々に対して、古民家取引の透明性を高めることが期待されています。