富士フイルム株式会社は11月28日、アーティストとファンが写真やメッセージを共有できるスマートフォン用アプリ「Favsquad」の提供を開始した。アーティストが「ここだけの一枚」を配信し、ファンはその画像をチェキプリントにできる新感覚のサービスである。
アーティストの想いをカタチにするアプリ
「Favsquad」は、アーティストが届けたい写真をファンに向けて配信するサービスだ。ファンは、受信した画像を富士フイルムのinstaxシリーズのスマホプリンターやハイブリッドインスタントカメラで印刷し、チェキプリントを手に入れることができる。画像は配信後24時間以内にプリント可能で、プリントするまで完全には表示されない仕組みだ。この仕様により、アーティストのメッセージが届く瞬間の高揚感と期待感が高まる。
同アプリでは、mini、SQUARE、WIDEといったすべてのフォーマットのinstaxフィルムに対応。ファンは好みのサイズでチェキプリントを楽しめる。また、購入した画像をアルバム機能で管理し、コレクションとして保存することも可能だ。
デジタル時代における「手元で残す価値」
富士フイルムは、写真を「その場で形に残す」というinstaxの価値を再認識させることを目指している。アーティストが画像に込めた想いをファンがプリントとして受け取る行為は、距離や時間を超えたつながりを実現する。
第1弾企画として、ダンスボーカルグループ「BUDDiiS」が本サービスを活用したプロモーションを12月5日からスタートする。特設ウェブサイトでは、舞台裏の写真や日常のスナップショットなど配信予定だ。
アプリは無料でダウンロードできるが、プリント時の課金機能を搭載しており、今後はさらなるサービス拡充が期待される。