ケルンメッセ株式会社と、日本オフィス家具協会は、日本で3回目の開催となるワークプレイスの世界最大規模のトレードショー「オルガテック東京2024」を5月29日(水)~31日(金)に、東京ビッグサイトで共同開催する。開催初日の29日(水)にはオープニングセレモニーが実施され、ケルンメッセGmbH CEOのゲラルド・ベーゼ氏による主催者挨拶およびテープカットが行われた。
「オルガテック」は、ドイツ・ケルンで70年の実績のある、オフィスおよびファシリティの国際専門展示会。「オルガテック東京」は、初のサテライトイベントとして、アジアのマーケットを牽引する東京で2022年にスタートした。
第3回目の開催となる「オルガテック東京2024」には、日本および世界の国と地域から160社を超えるトップブランドが集結し、デザイナーや建築家、ディーラーやデベロッパー、各業界のオーナーや企画経営者など、デザインを重視する業界の多くのキープレーヤーとの交流やコミュニケーションを通して、次世代へとつながるアイディアとインスピレーションを創出することを目指す。
オープニングセレモニーにて、ゲラルド・ベーゼ氏は「東京のオルガテックとケルンのオルガテックは、現代の労働世界のためのソリューションプラットフォームの本質を体現しています。ドイツのケルンで始まって以来、この見本市は常に職場の建築家やプランナーに焦点を当てていて、出展者の目線と密接に結びついています。私達は70年以上にわたり、現代の職場設計の課題に対してカスタマイズされたソリューションを提供するために協力してきました」と、「オルガテック」の歴史や意義について述べた。
また、「日本での私たちの努力はこれで終わりません。私たちは大阪万博にも参加していて、世界の国々が生活のための未来社会を設計するというモットーのために集まります。大阪での私たちの焦点と展示会全体のテーマは循環経済にあり、それはデザインから提示された未来のビジョンまで、パビリオンのあらゆる側面に反映されています」と、2025年4月からの大阪万博に参加することや、テーマが循環経済であることを伝えた。
会場では、現代の大切なキーワードのひとつである「Circular(循環)」を実践する進化した素材を集めた企画展「CIRCULAR MIRAI 循環しながら未来を創るマテリアル」が実施されていた。サステナブルな素材が切り拓く「Circular Economy(循環経済)」を目指す各メーカーが参加し、海洋プラスチックを使用したオフィスチェア、ドリップ後のコーヒーかすを使用したテーブル、割り箸を再利用した家具など、資源ロスの排除や再生利用、再資源化を実践する独創的なオフィス家具や素材が多数展示されていた。
「オルガテック東京2024」には事務用品メーカーや家具メーカー、サステナブル素材などを扱う企業などが多数参加し、オフィスチェアやデスク、キャビネット、素材などを展示していた。
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