Google、AIアシスタント「Gemini」に新機能「Deep Research」を追加

Googleは11日(米国時間)、最新のAIモデル「Gemini 2.0」と新機能「Deep Research」のリリースを発表した。この新機能は、オンラインリサーチを効率化でき、Gemini Advancedユーザー向けに提供される。

リサーチの負担を軽減する「Deep Research」

Deep Researchは、AIが複雑なテーマについて調査を行い、包括的なレポートを作成する機能である。例えば、大学院生が自動運転車のセンサー技術のトレンドを調査する場合、通常なら数時間かかる作業が数分で完了する。利用者が質問を入力すると、AIが多段階のリサーチプランを提案し、承認後に情報収集を開始する仕組みである。

このプロセスでは、AIがWeb上の関連情報を分析し、学んだ内容をもとに次の検索を行う。この反復的な手法により、精度の高いレポートが作成される。レポートはGoogleドキュメントとしてエクスポート可能で、リンク付きで元の情報源にもアクセスできる。

リサーチの対象は多岐にわたり、起業家が競合分析を行う場合や、マーケティング担当者が新しいキャンペーンのベンチマークを探す場合にも有効である。

Gemini 2.0 Flashの提供開始

同時に、Gemini 2.0の軽量版である「Gemini 2.0 Flash Experimental」の初期プレビューも公開された。このモデルは、現行のGemini 1.5 Proを上回る性能を持ち、速度も向上している。利用者は、Geminiのドロップダウンメニューから選択することで、実験的な機能を体験できる。

2025年にはモバイルアプリへの導入も予定されており、より多くのユーザーに活用が期待される。

https://blog.google/products/gemini/google-gemini-deep-research/

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