Z世代の「推し活」が日常に!—最新調査結果

株式会社MERYは、Z世代の意識や行動について定期的に「Z世代調査」を実施しています。今回、2024年5月に行われた『推し活に関するMERYアンケート』の結果を公開しました。調査によると、Z世代の半数以上が「推し」を持つという結果が明らかになりました。

Z世代の半数以上が推しを持つ

今回のアンケートでは、Z世代の男女300名に「推し」がいるかを尋ねました。その結果、52%が「はい」と回答し、11.3%が「過去に存在したことがある」と答えました。男女別で見ると、女性の方が推しがいると回答した割合が多く、現在・過去を合わせると76%が推し活を経験しています。男性でも現在・過去を合わせると50.7%となり、男女ともに半数以上が推し活を経験していることがわかりました。

推し活はZ世代にとってポジティブなもの

次に「推し活」に対する印象を尋ねたところ、「毎日を楽しくするもの」という項目に対して8割のZ世代が「そう思う」と回答しました。また、「人生を彩るもの」「応援することで自分を元気づけるもの」「興味を広げてくれるもの」「お金を使いすぎてしまうもの」といった項目にも7割以上が「そう思う」と答えました。Z世代のコメントでは、「先々に予定を配置しそこまで頑張って暮らそうと思わせてくれる」(23歳女性)や、「日常生活で嫌なことがあってもその瞬間は忘れることが出来る」(24歳男性)など、推し活がポジティブな影響を与えていることがうかがえます。

推し活の対象は多様

推し活の対象についてのアンケートでは、「アニメ・漫画の登場人物」「キャラクター」が1位・2位となりましたが、3位以降は「男性アイドル」「女性アイドル」「アーティスト・バンド」「YouTuber」「K-POP」「声優」「スポーツ選手」「俳優」と続き、様々な分野が推し活の対象となることがわかりました。

Z世代にとっての推し活

MERY Z世代研究所の所長、平山彩子氏は以下のようにコメントしています。「Z世代にとっての『推し活』は日常そのもの。推しの存在が毎日を楽しくし、応援することで自分も元気づけられるといった循環が日々起きている。タイパを重視するZ世代にとって、それぞれが個々の思いをもって応援する推しの存在がプライオリティーをあげていることは言うまでもなく、今後もさらに『推し活』マーケットは拡大していくと考えられる。」

調査概要

調査方法はインターネット調査で、2024年5月27日に実施されました。対象は全国の1995年4月2日~2009年4月1日生まれの男女で、サンプル数は300人。

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