名古屋を拠点にする株式会社ARKLETの運営するメタバース住宅展示場サービス「Metavuild」が、東京の株式会社ナックや建築コンサルティングカンパニーが提供する地場建築業界専用無料サービス「D-mot」に採用されることとなった。
住宅展示場への出展は、高いコストが伴い地場工務店にとってハードルが高い。そこで、この協業により、メタバース技術を使った手軽な住宅展示を実現することで、DX化の加速を進めて行く。工務店が施工事例を持たなくても、テンプレートの3Dモデルを活用してメタバース内での展示が可能に。さらに、このサービスは無料で提供されるため、多くの工務店にとって利用しやすくなる。
加えて、SNSとの連携機能も導入が可能に。メタバース展示場内での写真や動画を簡単にSNSへ投稿し、集客効果を高めることを目指す。
「D-mot」は、昨年11月にナックが開始したサービス。AIを活用した住宅ローン比較ツールやクラウド型工事原価管理ツールなどの機能が含まれており、今回のアップデートで新たに4つのコンテンツが追加される予定である。
新型コロナの影響で、消費者の住宅に関する行動はウェブ中心にシフト。そのため、本協業を通じて、地場工務店のウェブ集客を強化し、工務店業界のDX化を一層進める計画だ。