AIエージェントの8割が「制御不能」になるリスク——Gartnerが2028年に向けた緊急警告

ガートナージャパン株式会社は、セキュリティ対策が不十分なAIエージェントが2028年までにサイバー攻撃者に悪用され、正規エージェントと不正エージェントの区別が困難になるとの見解を発表した。企業がAIエージェントを導入する際のセキュリティリスクと対応策について、具体的な警告を打ち出した形だ。

AIエージェントはユーザーに代わり社内システムへ自由にアクセスできるため、サイバー攻撃者にとっては「企業データへの格好の侵入経路」となり得る。Gartnerは、セキュリティへの考慮なしにAIエージェントの導入を進めると、誰が何のために作ったエージェントなのか不明なAIエージェントが乱立し、早い段階で制御不能に陥る恐れがあると指摘する。

認証面でも課題が浮上している。AIエージェントによるアクセスが正規かどうかを確認するには認証が必要だが、従来の人間向け認証手法はAIエージェントには適用できないため、新たな認証メカニズムの整備が急務となっている。

また、AIエージェントを安全に導入するには、企業が情報資産の把握とラベリングを行い、セキュリティ担当者がきめ細かな権限設定を施す必要がある。しかしこれには時間がかかるため、デジタルのスピードとセキュリティ対応の速度差が課題となる。

Gartnerのアナリストは、デジタル推進担当者とセキュリティ担当者が連携しないままAIエージェントの導入が進む場合、機密データ漏洩のリスクが一段と高まると警告している。AIエージェントのセキュリティ技術とプラクティスが成熟するまでの間は、最新情報を基に意思決定を行い、対策の追加や方針転換の必要性を継続的に検討することが重要だとしている。

https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20260316-ai-agent-sec

関連記事

最新ニュース記事

  1. 医療機関のキャッシュレス利用56%に 希望は78%、若年層では「病院選び」にも影響

  2. GMOフィナンシャルゲートとローソン、LINE活用の飲食注文実験開始 オフィス配送と店舗受取に対応

  3. LINEヤフー、Yahoo!ニュースのエキスパート知見をAIで提供 「Agent i」に第一弾「ふらおレシピ」搭載

  4. 介護現場に今も残る「大量FAX」、生成AIは事務負担をどこまで減らせるか

  5. Cursor開発元アニースフィア、コードホスティング新サービス「Origin」提供開始 GitHub連携も

  6. 駅前留学NOVA運営元、AI英会話アプリ「AI留学」提供開始 24時間スピーキング練習に対応

  7. グーグル、コーディング特化の新モデル「Gemini 3.7 Flash」公開 開発ベンチマークで大幅向上

  8. メタ、オープンウェイトAI「Muse Glimmer」公開 300億パラメータで手元のPC稼働を想定

  9. アンソロピック、Claude Coworkに「スキルを記録」機能 画面操作の実演を再利用可能な自動化へ

  10. グーグル、AIエージェント「Gemini Spark」を日本のAI Proユーザーへ拡大 24時間体制でタスク代行

365AIニュースセンター最新記事

  1. 不登校からの復学へ!お子様の心を動かす7つのきっかけ

  2. 入学できないことも?「フリースクール入学拒否問題」の現実とその対処法

  3. フリースクール中学校・通信制高校生の卒業後の進路:進学以外の就職という選択肢

  4. 中学生の不登校、30万人突破 – 教育現場の危機と新たな希望

  5. 【専門家が伝える】不登校のお子様を持つ親御様の「心の荷」を軽くする5つのヒント

  6. 不登校脱出への道?フリースクールの魅力と注意点-親子で考える新たな一歩-

  7. Amazonが「プライムデー夏祭り」を六本木で開催!

  8. 甘いとうもろこしとフライドチキンの絶妙コンビ。夏限定!「もろこしチーズバーガー」新登場