トヨクモクラウドコネクト、給付金支給業務のBPaaSサービスを開始

トヨクモクラウドコネクト株式会社は、住民向け給付金支給業務に特化したBPaaS(Business Process as a Service)サービスの提供を開始した。BPaaSはSaaS(Software as a Service)を活用した効率的なビジネスプロセスアウトソーシングを指す。

サービスの概要と特徴

トヨクモクラウドコネクトの新サービスは、住民向け給付金支給業務を一括で委託できる仕組みである。システム構築だけでなく、紙申請の対応やコールセンター業務などのアナログな業務も含まれる。

急な給付金支給にもスピーディに対応

SaaSを用いることで給付金支給のプロセスをシステム化し、迅速かつ安全な業務遂行が可能である。1万人の住民への支給であれば、1週間でシステムおよび体制の構築が可能だ。さらに大規模な支給にも対応する。

電子申請で業務を効率化

オンラインでの電子申請が可能なため、住民は自宅から簡単に申請でき、業務がスムーズに進行する。これにより、申請者の利便性が向上し、自治体の負担も軽減される。

アナログ業務のサポートも充実

紙申請にも対応

電子化が進んでも紙申請を廃止できないケースが多い。特に高齢者やインターネットに不慣れな住民に対しては、紙申請が重要である。このため、トヨクモクラウドコネクトは紙申請の処理もサポートし、全ての住民がスムーズに給付金を受け取れる体制を整えている。

アナログ業務もまとめて引き受け

通知書の送付やパンチ入力、コールセンター業務などのアナログ業務も一括して引き受ける。これにより自治体の業務負担が大幅に軽減され、他の重要業務にリソースを集中させることが可能だ。

サービスの利用例としては、定額給付金や住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金、年金生活者支援給付金などが挙げられる。システムのみの利用も可能であり、詳細はトヨクモクラウドコネクトの公式サイトで確認できる。

トヨクモ株式会社の山本裕次代表取締役社長は「BPaaSにより多くの企業や自治体が生産性の向上といったメリットを享受できる」と述べ、自治体が効率的な業務プロセスを迅速に導入できることに期待を寄せている。

また、トヨクモクラウドコネクトの田里友彦代表取締役社長は「給付金支給業務において、迅速かつ正確な対応が不可欠です。電子化した申請業務だけでなく、アナログ業務も含めて一括で対応できるようになりました。ぜひ私たちにお任せください」と述べた。

関連記事

最新ニュース記事

  1. あなたの街のスーパーが消えていく?倒産件数1.5倍増

  2. 2026年景気「やや明るい」も油断禁物?インフレ懸念が過去最高に

  3. TV局スタジオが起業バトルの舞台に!東海テレビ発”熱狂”の新規事業ピッチイベント

  4. 「キャリアはDIY」時代に、上司の支援は追いつくか――マンパワーグループが“新原則”を提示

  5. ChatGPTの回答が“炎上の火種”に? GMO NIKKO、生成AIの誤情報を検知・是正する風評対策を提供開始

  6. 会社の忘年会、参加したいのは“3人に1人”――若手ほど前向き、理想は「19時開始・21時解散」

  7. スマニューとUUUMが組む「動画をあえて記事化」の勝算 生成AIでYouTubeを「読む」、タイパ重視の層を取り込む新戦略

  8. 三井不動産、「社長AI」を開発した真意 全社員導入で「業務1割削減」狙うDXの全貌

  9. コロナワクチン定期接種、自己負担額が最も高い自治体が明らかに ——2025年度コロナワクチン定期接種、認知率3割以下に急落

  10. 声優の声が世界へ!1兆円AI企業×老舗声優事務所が仕掛ける提携

365AIニュースセンター最新記事

  1. 不登校からの復学へ!お子様の心を動かす7つのきっかけ

  2. 入学できないことも?「フリースクール入学拒否問題」の現実とその対処法

  3. フリースクール中学校・通信制高校生の卒業後の進路:進学以外の就職という選択肢

  4. 中学生の不登校、30万人突破 – 教育現場の危機と新たな希望

  5. 【専門家が伝える】不登校のお子様を持つ親御様の「心の荷」を軽くする5つのヒント

  6. 不登校脱出への道?フリースクールの魅力と注意点-親子で考える新たな一歩-

  7. Amazonが「プライムデー夏祭り」を六本木で開催!

  8. 甘いとうもろこしとフライドチキンの絶妙コンビ。夏限定!「もろこしチーズバーガー」新登場