Uber Eats Japan合同会社は11月14日、大阪市内でデリバリーロボットによる配達サービスを開始する。東京・日本橋に続く国内2拠点目。大阪では新たに夜間走行も可能となり、サービス提供時間を大幅に拡大。万博開催を控える大阪の配達需要増加への対応を強化する方針だ。
夜間走行も可能な先進AI搭載ロボット
導入されるCartken製デリバリーロボットは、最新のAIと自律走行技術を搭載。時速5.4kmで安全に走行し、360度ライトと音声案内で歩行者への配慮も万全。運用を担当するメルコモビリティーソリューションズは夜間走行の許可を取得済み。午前9時から午後9時まで注文受付が可能となった。
サービス開始時点での対応店舗は、うめきたエリアを中心に5店舗。アンサンク an39やCoCo壱番屋JR福島駅前店など、地域の人気店が名を連ねる。
「大阪は関西で最も需要の高い地域です」とUber Eats Japan代表の中川晋太郎氏は語る。2025年の万博では約2,820万人の来場者が見込まれ、さらなる需要増加が予想される。
メルコモビリティーソリューションズの青木泰男社長は「ロボットデリバリー協会の安全基準もクリアし、夜間配達の実現にも成功した」と胸を張る。今後は屋内外での展開を加速し、社会課題の解決を目指す考えを示した。
Uber Eats Japanは、両都市での実績を基に、サービスのさらなる拡充を計画している。万博に向けた大阪の街づくりの一翼を、最新テクノロジーが担う形となった。